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超危ない!アブナイエマタ教会

雑学
出典:Flickr
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エチオピアのティグレ州に位置する「アブナイエマタ教会」。その名はあまり知られていないかもしれませんが、訪れる者にとっては「超危険」とも言われる場所です。断崖絶壁に建てられたこの教会は、足場も少なく、高度なクライミング技術が必要とされる場所にあります。なぜ、このような危険な場所に教会が建てられたのでしょうか?今回は、その理由や魅力に迫ります。

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アブナイエマタ教会とは?その歴史と概要

アブナ・イエマタ教会(Abune Yemata Church)は、エチオピア北部のティグレ州に位置する、世界でも最も危険な場所に建てられた教会の一つです。4世紀から6世紀にかけて、エチオピアのキリスト教徒がこの地域に数多くの岩窟教会を建設しました。その中でも、アブナイエマタ教会は標高2500メートルを超える断崖の岩肌に直接掘り込まれた建物で、崖の上からエチオピアの広大な風景を見渡すことができます。

この教会の名前は、アブナ・イエマタという聖人に由来します。彼はキリスト教の伝道者であり、迫害から逃れた信者たちとともに、この険しい場所に教会を築いたと言われています。岩壁を登らなければ到達できないこの教会は、かつて外敵からの攻撃や異教徒による迫害から身を守るための避難所としても機能していました。

教会内部には、何世紀も前に描かれた美しいフレスコ画や宗教的な彫刻が残されており、これらはエチオピア正教の豊かな文化と歴史を物語っています。これらの装飾は、教会の建設当初から変わらずに保存されており、訪れる者に深い歴史の息吹を感じさせます。

アブナイエマタ教会はその立地と歴史的背景から、訪れる者にとって大変な挑戦となるだけでなく、エチオピア正教の信仰や歴史を今に伝える貴重な遺産でもあります。現代においても、この場所は世界中の観光客や巡礼者を魅了し続けていますが、その危険性と到達の難しさから「世界一到達が難しい教会」として知られています。

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行くのが超大変!アクセスの難しさと危険なルート

アブナイエマタ教会への道のりは、まさに冒険そのものです。教会が建てられた場所は断崖絶壁の上にあり、一般的な観光地のように簡単にアクセスできるわけではありません。訪れる者は、まずエチオピアのティグレ州にある町ハウゼンから出発します。そこから、車でしばらく進んだ後に登山の起点となる地点へ到着しますが、ここからが本当の挑戦の始まりです。

アブナイエマタ教会へと続くルートは、垂直に切り立った岩壁を登らなければならず、安全ロープも設置されていないため、訪問者は自らの手足だけで登る必要があります。特に、教会へ向かう最後のルートは、命綱なしで20メートル近い垂直の崖を登らなければならず、その危険度は非常に高いです。また、途中には幅が30センチメートル程度しかない細い岩の足場が続く部分もあり、深い谷が眼下に広がるため、ちょっとしたミスが命取りになることも。

出典:wikimedia commons

さらに、高所恐怖症の人にとっては、心理的な挑戦も大きいです。足元に広がる絶壁を見下ろしながらの道のりは、スリルと恐怖が入り混じる体験となります。こうした険しいルートを進むためには、確かな登山技術と強い精神力が求められます。

現地のガイドを雇うことが推奨されており、ガイドは危険な箇所でのサポートや安全なルートの案内をしてくれますが、体力と精神力が試されることに変わりはありません。この過酷な道のりこそが、アブナイエマタ教会が「到達困難な教会」として世界中の冒険者や巡礼者に知られる理由の一つです。

しかし、そうした困難を乗り越えてたどり着いた先には、素晴らしい景色と静寂が待っています。登り切った先の断崖から見えるエチオピアの広大な風景や、岩窟の中にひっそりと佇む教会の荘厳な姿は、まさに一生に一度の経験と言えるでしょう。

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危険な場所に建設された理由とは

アブナイエマタ教会が、これほど危険で到達困難な場所に建てられた背景には、宗教的・歴史的な理由がいくつかあります。この地を選んだ最大の理由は、外敵からの防御や宗教的迫害を避けるためでした。

4世紀から6世紀にかけて、エチオピアはキリスト教が広がり始めた時代であり、その信仰を守るために多くの岩窟教会が建設されました。特に、アブナイエマタ教会のような断崖の高所に建てられた教会は、外部からの攻撃を避けるための避難所としての役割を果たしていました。当時、この地域では異教徒や敵対勢力からの襲撃が頻繁にあり、平地やアクセスしやすい場所に教会を建てると、攻撃や略奪の対象になりやすかったのです。断崖絶壁に教会を築くことで、追手や敵が簡単に近づけない安全な場所を確保したのです。

また、アブナイエマタ教会が選ばれたもう一つの理由には、信仰者たちの「神に近づく」という意識も影響していました。断崖の上に位置する教会は、まるで天へと続くような場所にあり、信者たちはこの過酷な場所で祈りを捧げることで、より神聖な体験が得られると信じていました。標高2500メートル以上の高さにあるこの教会は、神と人間の間にある精神的な距離を縮める場所と見なされていたのです。

さらに、当時の修道士たちは厳しい環境での修行を重視していました。アブナイエマタ教会のような場所での祈りや瞑想は、精神的な修行の一環として見られていました。険しい道のりを乗り越えて辿り着くこと自体が、信仰者にとっての試練であり、信仰心の証ともなったのです。このように、信仰を深め、神に捧げる祈りの場として、この地は最適と考えられていたのです。

これらの理由から、アブナイエマタ教会はあえて人里離れた断崖の上に建てられました。その立地は、時代を超えて信仰者や訪問者に畏敬の念を与え続け、今もなお多くの人々が挑戦と祈りのためにこの危険な道を歩んでいます。

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現地での体験談!勇気ある訪問者の声

調べてみると、勇気をもってアブナイエマタ教会を訪問した方々がいらっしゃるようです。以下の記事では、旅の記録が写真とともに紹介されていますので、ぜひその冒険の様子をご覧ください。

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まとめ

訪問が難しい場所だからこそ、その価値は計り知れず、困難を乗り越えた者だけが手にする達成感と感動があります。アブナイエマタ教会の神秘と魅力は、エチオピアの自然と歴史を肌で感じることができる、まさに一生に一度の冒険と呼べる場所です。私は怖いので行きません。

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参考


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