2024年度から、英検2級、準1級、1級のライティングに要約問題が追加されました。まだまだ対応の参考書が少ないと思うので、練習問題を作成してみました。個人での利用はもちろん、学校や塾の先生にも役立てば幸いです。
解説も含め、コピペ・改変自由です。ご自由にお使いください。
ページの最後に、印刷してすぐに使えるプリント(pdfリンク)があります。
問題
- Read the article below and summarize it in your own words as far as possible in English.
- Suggested length: 60-70 words
In recent years, there has been a growing movement to promote physical activity among children. This movement is supported by research that shows a clear link between physical activity and overall health and well-being. Studies have found that children who are physically active are more likely to have a healthy weight, lower blood pressure, and stronger bones. They are also less likely to develop chronic diseases such as heart disease, diabetes, and cancer.
In addition to the physical benefits, physical activity also has a positive impact on children’s mental and emotional health. It has been shown to improve mood, reduce stress, and boost self-esteem. Physical activity can also help children to develop social skills and learn to work as part of a team.
Recognizing the importance of physical activity, many schools and communities are implementing programs to encourage children to be more active. These programs may include recess periods, physical education classes, after-school sports, and weekend activities. Some communities are also making changes to their infrastructure to make it easier for children to walk, bike, and play outdoors.
問題の和訳
近年、子どもたちの身体活動を促進しようという動きが高まっている。この動きは、身体活動と全般的な健康や幸福との間に明確な関連性があることを示す研究によって支えられている。研究によると、体を動かしている子どもは、健康的な体重、低血圧、丈夫な骨を持っている可能性が高い。また、心臓病、糖尿病、がんなどの慢性疾患にかかる可能性も低い。
身体的な利点に加え、身体活動は子どもの精神的・情緒的健康にも良い影響を与える。気分を改善し、ストレスを軽減し、自尊心を高めることが示されている。体を動かすことは、子どもたちが社会性を身につけ、チームの一員として働くことを学ぶのにも役立つ。
体を動かすことの重要性を認識し、多くの学校や地域社会が、子どもたちにもっと活発に活動するよう促すプログラムを実施している。こうしたプログラムには、休み時間、体育の授業、放課後のスポーツ、週末の活動などが含まれる。また、子どもたちが歩いたり、自転車に乗ったり、屋外で遊んだりしやすいように、インフラの整備を進めている地域もある。
解答例
There is a push to get children more active because of its link to overall health. Research shows that physical activity helps children maintain their weight, blood pressure and bone health, and reduces the risk of various diseases. Besides the physical benefits, being active can improve mood, reduce stress, boost self-esteem and develop social skills. Schools and communities are implementing programs and infrastructure to encourage children to be more active. (70 words)
健康全般との関連から、子供たちをもっと活発にさせようとする動きがある。調査によると、体を動かすことは子供の体重、血圧、骨の健康維持に役立ち、様々な病気のリスクを軽減する。身体的な利点だけでなく、活動的であることは気分を改善し、ストレスを軽減し、自尊心を高めることができ、社会性を養うこともできる。学校や地域社会は、子どもたちにもっと活発でいるよう促すプログラムやインフラの整備を実施している。
解説とポイント
文章の構成を把握しましょう。
第1段:導入(子どもたちの身体活動促進)、利点(身体面、病気予防)
第2段:利点(精神面、情緒面)
第3段:身体活動促進プログラム
まずは導入となる文を書いていきます。
In recent years, there has been a growing movement to promote physical activity among children. This movement is supported by research that shows a clear link between physical activity and overall health and well-being.
(近年、子どもたちの身体活動を促進しようという動きが高まっている。この動きは、身体活動と全般的な健康や幸福との間に明確な関連性があることを示す研究によって支えられている。)
↓↓↓
There is a push to get children more active because of its link to overall health.
(健康全般との関連から、子供たちをもっと活発にさせようとする動きがある。)
各色の部分がそれぞれ対応しています。
冒頭の「近年」などは迷わず省きましょう。動詞の時制で表現できるからです。
黄色いラインの箇所、要約後は”There is a push to V“で「~する動きがある」という意味です。長々とした文も”push“の1語でまとめられることがあるので、覚えておくと良いでしょう。
また、元の文では現在完了形が使われていますが、完了形である意味はあまり無いと思うので現在形に変更します。
赤いラインの箇所、要約後は”get + O + C“で「OをC(の状態)にする」という意味です。前置詞などを省けることがあるので、こちらも覚えておきましょう。
青いラインの箇所は、”link to ~(~との関連)”を使って簡潔に表現しました。
次です。1段目にあった2つの利点(身体面、病気予防)をまとめて書いていきましょう。
Studies have found that children who are physically active are more likely to have a healthy weight, lower blood pressure, and stronger bones. They are also less likely to develop chronic diseases such as heart disease, diabetes, and cancer.
(研究によると、体を動かしている子どもは、健康的な体重、低血圧、丈夫な骨を持っている可能性が高い。また、心臓病、糖尿病、がんなどの慢性疾患にかかる可能性も低い。)
↓↓↓
Research shows that physical activity helps children maintain their weight, blood pressure and bone health, and reduces the risk of various diseases.
(調査によると、体を動かすことは子供の体重、血圧、骨の健康維持に役立ち、様々な病気のリスクを軽減する。)
まずは黄色いラインの箇所です。”Studies“が”Reserch“に、”have found that“が”shows that“に置き換わっています。
問題文に”in your own words as far as possible(できるだけ自分の言葉で)”とあるため、言い換えられる語句はどんどん変えていきましょう。
thatは語数調整が必要なら省いても大丈夫です。
that以下、赤いラインの箇所は主語を変えているのがわかりますか?
元の文では”children …“が主語になっていますが、要約後の文では”physical activity“が主語になっています。
主語が変わると動詞も変える必要が出てきます。ここでは”help + 人 + 動詞の原形“を使って、「(人)が~するのに役立つ」と表現しました。便利な表現なので覚えておきましょう。
こんなふうに、主語と目的語を入れ替えることで、自分なりの表現にする手法もあります。
青いラインの箇所、要約は全部まとめて「様々な病気のリスクを軽減」としました。
“, and“で続けていますが、主語は”physical activity“なので、動詞reduceにsを付けるのを忘れずに。
3単現のsは忘れがち。動詞を書いたら必ず主語を確認するようにしましょう。
次です。2段目の利点(精神面、情緒面)をまとめて書いていきましょう。
In addition to the physical benefits, physical activity also has a positive impact on children’s mental and emotional health. It has been shown to improve mood, reduce stress, and boost self-esteem. Physical activity can also help children to develop social skills and learn to work as part of a team.
(身体的な利点に加え、身体活動は子どもの精神的・情緒的健康にも良い影響を与える。気分を改善し、ストレスを軽減し、自尊心を高めることが示されている。体を動かすことは、子どもたちが社会性を身につけ、チームの一員として働くことを学ぶのにも役立つ。)
↓↓↓
Besides the physical benefits, being active can improve mood, reduce stress, boost self-esteem and develop social skills.
(身体的な利点だけでなく、活動的であることは気分を改善し、ストレスを軽減し、自尊心を高めることができ、社会性を養うこともできる。)
まず黄色いラインの箇所。”In addition to“は”Besides“の1語で置き換えられます。
Besidesは否定文になると違う意味をもつなど、色々と用法があるので一度確認しておくと良いです。
ちなみにこの黄色いラインの箇所は、すべてまとめて”Additionally,(加えて、)”などにしても大丈夫です。要約しながら語数に応じて対応していきましょう。
赤いラインの箇所。コピペにならないように言い換えていますが、思いつかない場合は元の文をそのまま採用しましょう。
青いラインの箇所は列挙にしただけですが、助動詞canを加えたことにより、その後の動詞はすべて原形でいいのです!
1つ前の文の解説で、「3単現のsを忘れるな」と言いましたが、ミスが多い人はこのように助動詞をはさむことでミスを防ぐことができます。特にcanは可能性の意味(~しうる)も持ちますので、違和感なく使いやすいです。
最後です。3段目の身体活動促進プログラムについて書いていきましょう。
Recognizing the importance of physical activity, many schools and communities are implementing programs to encourage children to be more active. These programs may include recess periods, physical education classes, after-school sports, and weekend activities. Some communities are also making changes to their infrastructure to make it easier for children to walk, bike, and play outdoors.
(体を動かすことの重要性を認識し、多くの学校や地域社会が、子どもたちにもっと活発に活動するよう促すプログラムを実施している。こうしたプログラムには、休み時間、体育の授業、放課後のスポーツ、週末の活動などが含まれる。また、子どもたちが歩いたり、自転車に乗ったり、屋外で遊んだりしやすいように、インフラの整備を進めている地域もある。)
↓↓↓
Schools and communities are implementing programs and infrastructure to encourage children to be more active.
(学校や地域社会は、子どもたちにもっと活発でいるよう促すプログラムやインフラの整備を実施している。)
黄色いラインの箇所、manyを省いてそのまま採用。manyかどうかはどうでもいいのです。
赤いラインの箇所、プログラムとインフラは同列に扱っています。
青いラインの箇所もそのまま採用です。
だいぶすっきりしましたね。3段目には例示が多く含まれていますが、要約の際は例示などは省いていきましょう。ほぼ毎回言っていますが、例示や追加情報は、ときに不要なのです。
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