気づけば4月。周りは「英検準1級受かった」だの「模試でB判定だった」だの、焦るような言葉ばかりが飛び交っている。 一方の自分は、今まで部活や遊び、あるいは「なんとなく」の毎日で勉強から逃げてきた。
「日東駒専には行きたい、できればGMARCHくらい……」
なんて夢はあるけれど、机に向かっても何を広げればいいのかすら分からない。
「今から塾に入れば間に合う?」
「それとも、もう手遅れ?」
そんな不安で押しつぶされそうなあなたへ。断言します。「正しい順番」で始めれば、まだ間に合います。 ただし、これまでの遅れを取り戻すには、最短距離を猛スピードで駆け抜ける覚悟が必要です。無駄な寄り道をしている暇はありません。
逆転合格への第1歩、その具体的なロードマップを提示します。
塾や予備校に「とりあえず」で行くのは、お金と時間の無駄
まず、多くの受験生が陥る罠について。
「何をしていいかわからないから、とりあえず大手予備校の体験に行く」
これは、基礎が壊滅的な今のあなたにとっては、一番やってはいけない選択です。
予備校は「基礎がある人」を伸ばす場所
予備校の授業は、基本的に「基礎は分かっている前提」で進みます。偏差値40台、あるいはそれ以下の状態で難関大対策コースに入っても、呪文のような解説を聞いて「勉強した気」になるだけで終わります。 今、あなたに必要なのは、高い月謝を払って聞く華やかな授業ではなく、「中学〜高1レベルの英単語と英文法を、自分の手で完璧にすること」です。
まずは「自学自習」で土台を作る
4月中は、塾探しに奔走するよりも、家や図書館で一冊の単語帳と文法書をボロボロにする方が100倍価値があります。基礎が固まってから、志望校対策として夏期講習などを活用するのが賢い選択です。

今からでも「英検」は受けるべき?戦略としての外部試験活用
今の大学受験において、英検(特に2級・準1級)は「お守り」ではなく「強力な武器」です。一般入試は一発勝負ですが、英検(特にS-CBT)なら複数回挑戦できます。
また、「何からやればいいか」と悩むのはゴールが遠いからです。英検という直近の目標があれば、嫌でも机に向かえます。
結論を言うと、「英検2級」は絶対に確保し、可能なら「準1級」に挑むべきです。
2級は「最低限のパスポート」
日東駒専やGMARCHの多くの大学で、英検のスコアは「入試得点に換算」または「出願資格」として利用できます。 当日、極度の緊張で英語の試験を大失敗しても、英検を持っていれば「80点分として換算」してくれる大学もあります。この「安心感」は計り知れません。
英検2級の語彙や文章のレベルは、GMARCHの一般入試問題よりは易しいです。ただし、GMARCHレベルでは2級では足りず、準1級の取得(またはスコア)が求められる場合もあるので、自分の志望校の募集要項をしっかり確認しましょう。滑り止め用としても非常に役立ちます。
準1級は「最強の武器」になる
もし準1級に合格できれば、MARCHレベルの英語が「免除」されたり、当日の得点が「9割〜満点」扱いになることすらあります。 ただし、準1級の難易度は非常に高いです。もし英検利用受験を目指すのであれば、まずは6月までに2級を確実に取得し、その勢いで秋に準1級を狙うスケジュールを組みましょう。
もし取得できなかったら間に合わない?
「英検がダメだったら終わりだ」と思う必要はありません。英検対策で必死に覚えた単語や文法、要約問題の練習は、そのまま一般入試の基礎体力になります。 もし英検で目標スコアに届かなくても、そこで培った力があれば、秋からの一般入試対策で爆発的に伸びます。無駄になることは一切ありません。
月別「英語」完全攻略スケジュール
何から手をつければいいか迷っている暇はありません。このスケジュールをブラウザのトップページにする勢いで叩き込んでください。
4月〜6月:地獄の基礎固め(英単語・英文法)
ここが一番キツく、一番地味で、一番大切な時期です。
この時期に「長文読解」に手を出してはいけません。読めない原因は100%基礎不足です。
- 英単語
『ターゲット1900』、『システム英単語』などの一冊を、最低5周は回して「1秒で意味が出る」状態にします。 - 英文法
『大岩のいちばんはじめの英文法』などの超基礎本を1週間で終わらせ、その後に網羅系の参考書(『Next Stage』や『Vintage』など)を何周もしてください。『Evergreen』などの参考書も活用して理屈を理解し、なぜその答えになるのかを他人に説明できるレベルまで仕上げてください。 - 目標
6月末までに、共通テストレベルの語彙と基本文法を終わらせること。 - 英検
6月に「英検2級」合格を目指して出願してください。この試験が「最初の関門」です。
7月〜8月:解釈の壁を突破(英文解釈)
単語と文法がわかっても読めないのは、「一文を正確に訳す力」が足りないからです。
- 英文解釈
『ポレポレ』や『肘井学の読解のための英文法』などを使って、SVOCを振り、複雑な一文を和訳する練習をします。 - 長文演習
夏休み後半から、少しずつ易しめの長文(大東亜帝国~日東駒専レベル)に触れ始めます。 - 目標
8月末までに、ゆっくりであればどんな英文でも構造が取れるようになること。 - 英検
2級に受かったら、勢いで8月・9月に「準1級」を狙いましょう。GMARCHを狙うなら、準1級を持っているだけで合格率が跳ね上がります。
9月〜11月:実戦演習と志望校対策(長文読解)
ここからようやく、スピードと量を意識した読解に入ります。
- 長文
毎日1題は必ず初見の英文を読み、音読を繰り返します。 - 過去問
11月からは志望校の過去問を数年分、時間を計って解いてみます。 - 目標
日東駒専レベルで合格点が安定し、GMARCHの過去問で「手も足も出ない」状態を脱すること。 - 英検
もし準1級が取れていなければ、11月まで粘ってS-CBTで受け続けましょう。
12月〜入試直前:過去問演習と穴埋め
志望校の形式に合わせた対策に特化します。英検利用ができる大学は、この時期「英語の勉強時間を他教科に回せる」という圧倒的優位に立てます。
- 総仕上げ
志望校の傾向(正誤問題が多い、空所補充が難しいなど)に合わせて、特定の分野を徹底的に対策します。 - 目標
制限時間内に解き切る時間感覚を養い、本番で実力を出し切るメンタルを作ること。
最後に:逃げ続けてきた「過去の自分」と決別しよう
「今までやってこなかったから」と自分を卑下する必要はありません。でも、「明日からやろう」という言い訳は今日で終わりにしましょう。
合格していく受験生は、才能がある人ではありません。「今日、決めた範囲の単語を覚えるまで寝ない」と決めて、それを実行した人です。
まずは今日、手元にある単語帳の最初の10ページを完璧にしてみてください。その小さな一歩が、1年後の君を、憧れのキャンパスへと連れて行ってくれます。
迷ったら、このブログにある練習問題を解いてみてください。今の実力がどこにあるか、すぐに見えてくるはずです。一緒に頑張りましょう!





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